【完治じゃないけど良くなってきた右手首】
忘れもしない2021年12月26日の日曜日に右手首を骨折してから早くも5ヶ月になります。
骨折してから1ヶ月経った2022年1月27日にギプスが取れて、その日にリハビリのガイダンスを受けました。
その翌週から週に1回リハビリを行うことになり、現在は2週間に1回のリハビリに通院しております。
3月末頃までは兎に角、手首をひねる動作をすると猛烈な痛みで、日常生活に支障がありました。
常に痛いわけでもなく右手首を安静にしていれば良いのですが、そんなわけにもいかず、ちょっと右手を動かすだけであまりの痛さで、2月初めに昨年の12月のトレーニング日記のブログを更新して以来、ブログを更新する気力も失せておりました。
現在の右手首の状況は、尺骨の先端(足でいうと、くるぶしみたいなところ)に痛みが少しあり、動きも悪くて正直まだ良い状態ではありません。でも、リハビリのお蔭か、3月末頃までの状態よりかは格段に良くなって来ました。
ということで、久々にブログを更新致しました。
今回のブログは、右手首を骨折した経緯と現在に至る生活状況を数回に分けて紹介致します。
2021年12月26日 右手首 複雑骨折した経緯
例年ならば11月中に行っていた庭木の剪定。
何かと忙しさにかまけてこの日になってしまいました。
剪定する庭木は生垣も含めて、かなりあって素人が行うには結構大変です。
この日はとりあえず一区画だけ行おうと、晴れていましたが寒いのもあり、早く終わらせたいと焦り気味に昼食後、すぐに剪定に取り掛かりました。
アジサイや夏萩、土佐ミズキ等、低木の庭木の剪定は脚立が必要なく、てきぱきと順調に剪定。
問題だった、というか骨折する事故の原因となった庭木が「イヌマキ」という高い木。
我が家には1.5m程の脚立しかありません。この脚立、伸ばして梯子の様にすれば単純に3mになりますが、「イヌマキ」も約3mちょっとあり、梯子にした状態で垂直に立て掛けることができないので、余裕で剪定というわけにいきません。
おまけにこの「イヌマキ」の木の周りは足場が悪く、安定できないので結局、脚立を伸ばした梯子の状態で木に掛けることができず、普通の脚立の状態で使用するしかありません。
そのため、この「イヌマキ」の上部は私が剪定することになってから伸び放題です。さすがに見てくれが悪いので今年こそ上部も剪定しようと、高切りバサミを使えば何とか届いて切れるかな、と思い一週間前に高切りバサミを購入しました。
ご存知の方はご存知かと存じますが、本来、脚立の天板には乗ってはいけません。脚立のどこかに必ず「天板に乗るな!」等という注意・警告書きのシールが貼ってあります。
私も当然ながら承知しておりました。
しかし、脚立の一番上、天板の直ぐ下の踏み桟(ふみざん、踏板とも言う)に立っても、この「イヌマキ」の木の天辺には高切りバサミでも、どうしてもあと一歩が届かない。
仕方なく禁断を破り、脚立の天板に乗り、高切りバサミで剪定しました。
脚立の天板に乗り、少しフラフラと不安定で不安を感じつつ、剪定したところまでは順調。
しかし、今剪定した所の向こう側に高切りバサミが届かない。
そこで向こう側に回ろうと移動するために、一旦脚立から降りるため、高切りバサミを木に立て掛けて、降りるために脚立の天板でしゃがむ動作をした時に、悲劇が……。
木にしがみつく余裕もなく、転落はアッという間でした。
恐らく本能的に頭を守ろうとしたのでしょう、地面に利き腕である右手を思わず着いてしまいました。
80kgちょいの、ほぼ全体重が右手一本に掛かってしまった状態。
骨が折れる音はなく、“グチャ”とした感じで一瞬の痛みを感じ、右手を見てみると右手の姿は食器のフォークを伏せて置いた様な感じになっていました。
「あぁ、やってしまった。これは折れたな。」と思いつつ、直ぐに立ち上がって家の中に入り、妻に報告。
この間、2~3分の出来事。
2021年12月26日 病院へ
じわじわと痛みを感じて来て、額には脂汗がジワリと。
日曜日だったので病院も総合病院の緊急外来しか行く当てがなく、妻が前もって連絡してくれて、妻の運転で総合病院の緊急外来へ。
車が揺れる度に、動く右手が痛くて思わず「うっ!」と声が出てしまう。
10分ほどで総合病院に着き、受け付けを済ませて診察待ち。
この間、コロナ禍のため、検温、手指の消毒、簡単な問診と血圧を計る必要があり、また、緊急外来には先に一人の患者さんがいて、自分が診てもらうまでもどかしさを感じる。
痛みを我慢して椅子に座って待ち、20~30分ほどして呼ばれ、診察室へ。
この日の緊急外来の担当医は、残念ながら内科の先生と研修医の先生が一人と看護師さんが3名。
内科の先生に事故の状況を説明し、当然の如くレントゲンの撮影へ。
レントゲンを撮り終えて少し待って、レントゲンの撮影結果を見ながら再び診察。
分かっているけど「手首が骨折しています。」との診断。 手首の他に異常がないかと、撮った上腕(訂正:上腕でなく前腕でした。)前腕のレントゲンの写真を見ると、“異常なし”との診断。
専門医ではないので、「ギプスで固定して治すか、手術をしなければならないのかは分からないので、明日、整形外科の先生に診てもらってください。」と予約を入れていただきました。
2021年12月26日 骨折した右手首の処置
骨折した手首は翌日に診察することもあり、ギプスで固定するのではなく、とりあえず肘まで添え木(実際の木ではありません)をして、包帯を巻いて固定する処置をする、とのこと。
この作業は研修のためか、研修医の先生が行うことに。
研修医の先生もあまり場数を踏んでいないのか、手つきが怪しい。
経験豊富な看護師さんに、“こうした方が良い、ああした方が良い、こういう言う様にして”と言われながら、添え木をして包帯を巻いてくれました。
“こっちは痛いんだから、慣れている看護師さんがやってくれよー”と思いつつ、“仕方ないなぁ、研修医の先生に協力してやるかー”、という面持ちで痛みに耐えて、されるがままでした。
三角巾で右手を吊るして、痛み止めの頓服薬を5回分貰って、病院からの帰路に就きました。
事故ったのが15時頃で病院から帰って来たのが17時半頃でした。
急いで痛み止めの薬を飲み、この間、約2時間半の出来事でした。
2021年12月26日 骨折して初めての夜
この日は、大学に行っている次女が帰って来て、我が家は1日遅れのクリスマスパーティ。
妻が用意している途中で事故って病院に連れて行ってもらったため、長女と次女が用意を手伝ってくれて事なきを得て、無事19時頃からクリスマスパーティ開始。
料理を食べながら妻と二人の娘は和気あいあいとしゃべりながら過ごしておりましたが、私は痛み止めを飲んだお蔭で痛みはあまりないものの、この先右手首がどうなるのかが不安で、楽しさ半減でした。
因みに、こういう時のために、と言う訳でもないのですが、利き手でない左手でも箸が使える様に訓練していたお蔭で、左手で箸を使って食事ができて良かったです。(字を書くのはダメです。残念ながら上手く書けません。)
でも、会話の中で、“頭を打たなくて良かったよね”とか、“動きが大きく制限されてしまう脚の骨折でなくて良かったよね”とか、“頭を打っていたら死んでいたかも……”という恐ろしい言葉も。
でも、確かに右手首の骨折だけで済んだのは不幸中の幸いだったのかも、と妻と娘二人との会話の中でポジティブに捉えることができて、少し気が楽になりました。
今まで大きな病気や怪我をしたことがなく、この日の出来事は5ヶ月経った今も鮮明に思い出せます。
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